2013年1月24日木曜日

パシフィック・ビーチ・ホテル争議円満和解解決のお知らせ

労働争議全面解決によりボイコットキャンペーンを終了します


ハワイのワイキキにあるパシフィック・ビーチ・ホテルにおける10年余わたる労働組合つぶし、組合員の解雇をめぐる労働争議が、2013年1月14日に円満に全面解決しました。解雇された労働者たちは全国労働関係局(NLRB)の命令を受けて、すでに復職しています。2013年1月よりホテルの運営会社がかわり、経営は反組合の方針を全面的に転換し、全米港湾労組142支部(ILWU Local142)と円満に和解解決しました。組合は経営側と労働組合の基本的な権利や労働条件を定めた労働協約を新たに締結しました。

宿泊客の多数が日本人であるので、AFL-CIOと全米港湾労組(ILWU)の要請を受けて、連合、国際運輸労連(ITF)、交運労協、国際食品労連(IUF)、国際食品労連日本加盟組合協議会(IUF-JCC)、サービス連合(旅行会社を組織)、全港湾、全国港湾、Labor Nowなどが連携して支援してきました。本当に成果を上げた国際連帯となりました。解決を喜びたいと思います。

労働争議が円満に解決しましたので、パシフィック・ビーチ・ホテルのボイコット・キャンペーンを終了しました。今後は良好な労使関係を確立したパシフィック・ビーチ・ホテルをぜひご利用下さい。

ご支援いただいたみなさん、大変ありがとうございました。

高須裕彦
全米港湾労組142支部(ILWU Local 142)の日本におけるコンタクトパーソン
Labor Now 運営委員

参考:
パシフィック・ビーチ・ホテル ボイコット・キャンペーンのサイト

争議解決を報じる地元テレビ局のニュース