======================
第30回社会運動ユニオニズム研究会
日 時:2013年1月26日(土)13:30~17:30
場 所:NPO法人東京労働安全衛生センター会議室
江東区亀戸7-10-1 Zビル4F(亀戸駅下車7分)
テーマ:スペイン15M:経済危機の下で「怒れる者たち」が創る市民運動
ゲスト:工藤律子さん(ジャーナリスト)
共 催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター
明治大学労働教育メディア研究センター
Labor Now
参加申込み:資料準備の都合上、1月23日までに研究会事務局・高須宛にご一報下さい。
b071429k(a)r.hit-u.ac.jp
(a)を半角の@に置き換えて送信下さい。
当日は研究会の様子をUstreamで中継し、アーカイブス(録画)を残す予定です。
http://www.ustream.tv/channel/labor-now-tv
2011年5月15日(15 de mayo=15M)、スペインで新たな市民運動が生まれた。「ウォール・ストリートを占拠せよ」に先立つ、先進国発の広場とネットを駆使した市民運動「15(キンセ・エメ)」だ。15Mは、深刻な経済危機に喘ぐスペインの人々の「怒り」と「創造力」、そして「歴史的伝統」に基づいて動き出し、発展している。
スペインでは2012年10月末、失業率が25.02%に達し、失業者数は577万人以上となった。約173万世帯で、労働力世代の家族全員が失業しているという。この事態を前に、首都マドリードだけでもいまや、毎日平均8つのデモが行われるほど、市民は憤慨している。
この経済危機の主な原因は何か? 危機に対して、政府はどんな政策をとったのか? 事態を前に市民はどんな暮らしを迫られ、どんな思いを抱えているのか? そんななか生まれた市民運動が目指すものは? またその問題点は?
工藤律子さんに、2012年5月の取材とその後の情報に基づき、15Mの背景と実像を、統
計資料、写真、映像を交えて報告いただく。
(プロフィール) 工藤律子(くどう・りつこ)さん
ジャーナリスト。1963年大阪府生まれ。東京外国語大学地域研究研究科修士課程在籍中より、メキシコの貧困層の生活改善運動(都市大衆運動)を研究するかたわら、フリーのジャーナリストとして取材活動を始める。社会・市民運動関係では、メキシコのサパティスタ運動、「Yo soy 132運動」、「正義と尊厳ある平和運動」、フィリピンの政治的殺害・誘拐の停止と真相究明運動、スペインの「15M」運動などを取材。